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高齢者に配慮した住まい(階段・廊下・玄関ホール)

新築やリフォームで高齢者に配慮した住まいに変えるには、どのような点に気をつければよいでしょうか? 今回は、階段・廊下・玄関ホールについて見ていこうと思います。

階段

これらの空間は、昇ったり降りたりが日常的に発生し、また玄関ホールでは外出前にバタバタと行き来する空間でもあります。まずは滑りにくく、要所要所に手すりを設置する必要があります。階段の適正勾配は30~35度で、最低でも45度以下になるようにします。回り階段は踏面が狭く昇り降りしにくいので避けましょう。折り返し階段のように、途中に踊り場がある階段は、たとえ転落しても静止までの距離が短いので、安心感がありお勧めです。

手すり

手すりは握りやすいように、直径が40mm程度のものが良いです。廊下に設置する手すりの高さは、床面から750~800mm程度とします。素材は木製や樹脂製のものが多いです。

廊下

室内の廊下の幅も、車椅子での使用を考えると850mm以上が良いです。車椅子で90度の角を曲がる場合は、内法寸法で900mm必要です。この寸法が確保できない場合は、角部分の壁を隅切りして車椅子の回転スペースを確保する必要があります。

床材は滑りにくい材質の選択が必要で、木製のフローリングやコルクを選ぶ場合が多いように思います。夜間の安全のために、足元灯も設置すると良いでしょう。

玄関

玄関へのアプローチ部分は、車椅子の使用を考慮すると、スロープが望ましいといえます。スロープの幅は900mm以上、勾配は1/12以下にするのが良いです。

玄関には、コートの着脱や履物の着脱を考えて、腰掛けやベンチがあると楽にできます。車椅子での使用を考慮すると、玄関建具は引き戸が望ましく、ドア開口部の寸法は850mm以上を確保したいところです。

玄関部分の段差は、土間と玄関ホールとの段差で180mm以下にすると良いです。基礎の高さの関係でやむを得ずこれ以上の差が生じる場合は、式台(土間と玄関ホールの間の高さになる段差の台)を設けて、階段状にすると良いです。

画像参照元:リクシル(玄関引戸)
http://www.lixil.co.jp/lineup/entrance/slide/
執筆:LIFE STYLE編集部

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