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中庭を作ることによるメリットと、その注意点について

古くから日本家屋で取り入れられている中庭ですが、近所からの目を気にしなくてもいいという点でプライバシーを重視する現代でも人気があります。暗くなりがちな家の内部も中庭があるだけで自然光が入りやすく、明るい部屋作りが可能になります。しかし中庭は良いことばかりでもありません。今回は中庭を作る前に知っておくべき注意点をご紹介します。

風通しが良いため、夏は涼しいが冬は寒くなる

中庭を作ると風通しが良くなり夏は非常に涼しい家になります。しかしその反面、冬はどうしても寒くなってしまいます。中庭があると窓が増えるので、その窓から冷気が入ってきてしまうのです。暖房器具で部屋を暖めてもその暖気が逃げやすく、光熱費の面でも経済的とはいえません。対策としては中庭に面した窓に雨戸やシャッターを設置することです。厚手のカーテンにすることも有効です。これらの対策をするだけでも冬場の寒さは大きく改善されることでしょう。

構造上、耐震強度は低くなる

実は中庭を作ると家の耐震強度は下がってしまいます。地震の多い日本ではどうしても心配な問題といえるでしょう。構造的に地震に強い家というのは、なるべく正方形に近い家です。しかし中庭を作るとどうしても「コの字型」や「口の字型」になってしまいます。このような形の家は地震のときに負荷が均等にかからないため、ヒビが入りやすくなります。簡単に崩れてしまうなんてことはありませんが、なるべく強度を保つためにも正方形に近い長方形に近付けるような設計にするといいでしょう。

まとめ

素敵な中庭のある家には誰もが憧れますが、メリットばかりではないこともわかっていただけたかと思います。単純に中庭スペース分の部屋数が減るという考え方もできるので、土地の大きさや予算に余裕のある施主が中庭を作る傾向にあります。もし中庭を作るのであれば、メリットばかりに目を向けずしっかりとデメリットの対策にも注力するようにしましょう。

執筆者:竹内洋樹

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