マンションのリフォームをする場合、変更ができない「共用部分」と、所有者の判断で自由に変えても良い「専有部分」があります。
共用部分とは、マンションの外壁・屋上・基礎などの構造体や、電気設備、給排水衛生設備、ガス配管設備、火災警報設備、エントランス、廊下、エレベーター等の共用で使用する部分です。これに加えて、個人で使用している玄関ドアや、外部につながるサッシ、隣戸との境界壁等(表面の仕上げは専有部分)も共用部分に含みます。屋外であるバルコニーや、玄関前のエントランスは、専有部分に感じられますが、正確には専用使用が認められている共用部分なのです。そのため、個人の判断で変えることは出来ませんので、注意が必要です。また室内にあってもパイプスペースは共用部分となります。パイプスペースは上階や下階とつながっている場合が多いので、リフォームで場所を移動は出来ません。
必ずマンションのルール確認を
専有部分のリフォームでも、床の遮音等級性能等、ルールが決められている場合があります。これらは管理規約に記載があるはずですので確認しましょう。また、電気容量の変更を伴うオール電化への移行や、エアコンなどの取り付け等のルールが決まっている場合があります。工事の際にはマンションの管理組合の許可を得る必要がある場合もあるため、早めの対応が必要となります。
古いマンションをリフォームするときの注意点
古いマンションでは、キッチンの床下の配管を、下階の部屋の天井裏まで貫通させた後に横に流している「スラブ下配管」の場合があります。この場合は、キッチンの位置を変更するのはほぼ不可能です。下階の天井裏を壊さないと配管が交換できないなど、メンテナンス面に問題があります。このようなマンションはリフォームに制約が出来ますので、中古物件を購入してリフォームやリノベーションをする場合は、十分注意する必要があります。
写真参照元:リクシル
http://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/richelle/case/
http://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/renobio/
執筆:LIFE STYLE編集部
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