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土壁で高性能な家

土壁というのは竹を編んだ壁に左官で土を塗っていく昔ながらの建築技法です。四季がある日本の気候は湿気が多いため、調湿効果のある土壁は室内の気温や湿度を過ごしやすく保ってくれます。現在の建築はローコストで扱いやすい建築資材が主流になっており、自然素材を使った家づくりはあまりなされなくなってきました。しかし、土壁を使いながら高性能な家づくりは不可能ではありません。

土壁外断熱という方法

従来の土壁は竹を編んだ壁に内側と外側から土を塗っていきます。しかし、それではコストも工期も大幅にかかってしまううえ、気密性や断熱性が問われる現代の住宅とは縁遠いものになってしまいます。そこで今注目されているのが、現代の土壁「大小舞片面土塗」という方法です。外側は断熱材と構造用面材を用い、内側のみ土壁を塗るという手法で、断熱材によって室内の温熱環境の向上をはかるとともに土の劣化を抑え、土壁の変形を少なくして割れを防ぐことができるのです。断熱性能は次世代エネルギー基準をクリアすることができ、従来の土壁では難しかったコンセントや配線の施工性の問題も解決することができます。

土壁のメリット

片面のみを土壁にする方法は土が乾燥するまでの期間を短縮でき、作業工程も大幅に減らせることでコストダウンも実現できます。土壁というのは調湿効果があり、空気の浄化作用もあるため夏は涼しく、冬は暖かさを感じることができます。またかつては土壁、漆喰、珪藻土といった内壁は壁紙になり、外壁はサイディングやモルタルが主流の今、左官技術の存続が危ぶまれています。伝統的な技術を絶やさないためにも土壁を用いることが重要なのです。土壁外断熱という方法で建てられた家は長期優良住宅や省エネルギー性能の家としても認められています。現代の住宅基準を兼ね備えた家づくりが土壁でも可能だということなのです。

まとめ

日本の風土にあった土壁という伝統的な手法を現代の建築手法と融合させることで、そこに住む人々が暮らしやすく、高性能な家を実現できるのではないでしょうか。

執筆者:y.k

 

 

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