急速に需要が高まっている「宅配ボックス」について、株式会社リクルート住まいカンパニーが運営する不動産・住宅サイト「SUUMOスーモ」はアンケート調査を実施しました。その結果、次に引越す家には宅配ボックスの必要性を考えていると答えた人の割合は約3割となり、荷物の受取の仕方で宅配ボックスが増えつつある傾向にあることがあきらかになっています。
宅配ボックスの当日受け取り割合は8割に
調査は2017年9月にインターネットを通じて行われ、全国の集合住宅に住む20歳~59歳の男女800人(有効回答数)が回答しました。アンケートに答えた方の内、自宅に宅配ボックスが設置されている方は400名、宅配ボックスがない方は400名でした。
調査によると、宅配ボックスに荷物が届いてから受け取りに行く時間はで最も多かったのが、「当日(83.3%)」、次いで「翌日(12.6%)」、「3~4日(3.3%)」「1週間程度(0.8%)」と続いています。

出典:SUUMO
当日に受け取る人が8割を超えており、ほとんどの方は早々に荷物を手元に届けているということが分かります。2位の「翌日受け取り」の人の受け取れなかった理由は、「不在票に気が付かない」が60.7%と最も多く、気が付いていたら受け取りに行っていた可能性が高いと想定されます。

出典:SUUMO
次の家で宅配ボックスが必要は3割
アンケートの中で、「次に引越す家には宅配ボックスは必要か」という質問では、「あればうれしい(54.8%)」が最も多く、次いで「必要(22.4%)」「絶対必要(8.4%)」「関係ない(14.4%)」とッ好きました。「必要(絶対も含む)」と答えた人と「あればうれしい」と答えた人を合計すると、全体の85.6%にもなり、宅配ボックスの需要意識は高いことが伺えます。

出典:SUUMO
今回は主にマンションや集合住宅に住む方々の意見が中心となっていましたが、戸建においても宅配ボックスの需要は高く、大手のハウスメーカーでは、標準仕様に取り入れているところもあるようです。共働きの家庭が増え、荷物の受け取りを一度で済ませたいという考えも反映されているのではないでしょうか。
このような傾向はますます増えて行くことが考えられますので、住まいにおいては、宅配ボックスをどこに設置するか、プランでの検討が必要になってくると思われます。
執筆者:GOKURA
参考サイト:SUUMO