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「段差がない」はバリアフリー? 本当の意味でのバリアフリー住宅とは

4人に1人が高齢者である現在の日本の住まいを考えるとき、「バリアフリー住宅」という言葉を抜きにはできません。
今回は、「本当の意味でのバリアフリー住宅」について見ていきましょう。

「段差がないこと」はバリアフリーか?

私たちは、「バリアフリー住宅」というと、「段差のない家」を想像しがちです。
実際、高齢になると足はなかなかあがらなくなりますし、けつまずいて転倒してしまった場合などは骨折に繋がるリスクが高くなります。車いすを使うようになれば、段差は、非常に大きな問題となるでしょう。

ただ、実は「段差をなくすこと=バリアフリー住宅」ではありません。

たとえば、足腰が弱ってきた場合、今まで簡単にとることができた「しゃがみ込む」「正座をする」という動作が難しくなることがあります。玄関で靴を履くとき、まったく段差がなければ逆に行動に制限がでます。
また、現在では、リハビリの観点から、「あえて段差はなくさない」というバリアフリーの考え方もあります。

現在望まれているバリアフリー住宅のあり方とは

「段差」は時に邪魔なものになり、時に体や生活を支えるためのものにもなります。このため、「真っ平な家」にしてしまうのではなく、必要な段差を残しつつ、バリアフリー工事をしていくことが望まれます。
「靴を履くときには段差があった方がいいけれど、既存の段差では部屋にあがる時がつらい」という場合は、より低い段差を設けて階段状にします。

また、手すりなどをつけるのもよいでしょう。
バリアフリー住宅にリフォームするためにはお金がかかりますが、手すりだけをつけるのであれば、比較的安価で工事ができます。

現在では洋式トイレが主流になっていますが、和式トイレの場合はこれをリフォームしましょう。また、寝室をトイレの近くに移すのも、暮らしやすくするための方法です。
さらに、扉にレバーハンドルをつけるなどの工夫を行いましょう。
大がかりな工事をすることも考えている、というのであれば、廊下を広くするのもおすすめです。

 

執筆者:鍋谷萌子

【参考URL】

東建コーポレーション「バリアフリー住宅とは」

住まいの専門家コラム「住宅をバリアフリーにするときのチェックポイント」

 

画像出展:pixabay

 

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