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養生方法1つから見極める、職人の質と付き合い方

建築現場では化粧物の材料には取付け後に養生をします。それはもちろん大切な商品に傷が付かないためですが、その養生1つで職人の性格がわかってしまいます。性格によって付き合い方も変わっていくことになるので、施工中の現場見学に行った際はさりげなく養生方法もチェックするようにしてみましょう。

建築現場における多種多様な養生方法

建築現場の養生とは、基本的に完成後までずっと見える状態の材料である「化粧物」と言われる部分が傷付かないようにカバーをすることです。例えばフローリングや階段、窓枠やドア枠のような部分です。これらの材料を施工中に物が当たったりして傷付かないようにカバーをします。養生材にはざまざまな種類があり、その方法も職人によって個性が出ます。紙のシートを敷いてその上に薄いベニヤ板を敷くというのが昔ながらの養生方法ですが、紙材を5mm程度に圧縮した素材の物をシートを敷かずに直接敷くというのが近年の主流です。この方法は多少費用が高くなりますが養生にかかる手間も少なく、無駄に材料を使わなくて良い利点があります。

養生を大切にしてこそ「良い職人」

ではこの養生で職人によってどのような差が生まれるのでしょうか。実は養生には細かいルールが存在しません。余程酷いと現場監督が指摘することもあるでしょうが、ある程度できていれば特に問題視されることはありません。だからこそ最低限で妥協する職人と徹底的に養生する職人の差が生まれることになります。最低限の養生でも結果傷を付けなければ問題はありませんが、その可能性を少しでも減らすという意味ではしっかりとした養生をする職人さんの方が施主の立場からすると安心なはずです。

良い養生とは、なるべく化粧面が見えないような養生です。フローリングに関しては巾木取付けの関係で壁際ギリギリまでの養生は難しいですが、窓枠やドア枠の養生はきちんと材料が覆われているかをよく確認してみるといいでしょう。養生に手を抜き傷が付いてしまった場合は、その補修や取り換えに余計な時間が奪われることになり、他の作業にシワ寄せが生まれます。そうならないような対策をして仕事ができる職人さんは良い職人といえるでしょう。

まとめ

しっかりと養生してくれる職人さんに当たれば安心して任せることができますが、そうでない場合は現場見学で傷の確認をマメにするようにした方がいいでしょう。もし傷が付いていたり、傷が付きそうで心配な場合は遠慮なく職人さんや現場監督に相談するようにしましょう。現場には大工さんの他に電気屋さんや水道屋さん、建材屋さんなど様々な人たちが出入りします。どこで誰が傷を付けてしまうかわからないので、養生はやりすぎなくらいやってもらってもいいでしょう。

執筆者:竹内洋樹

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