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薪を効率的に乾燥させる薪棚のつくり方

薪ストーブの燃料となる薪は、効率よく燃焼させるためにしっかり乾燥させなければいけません。その乾燥させる過程において外せないのが薪棚と呼ばれる保管庫です。薪棚には専用のキットとして販売されているものもありますが、自作する薪ストーブユーザーも多いでの、今回はそのつくり方などを紹介していきたいと思います。

湿気を防ぎ、乾燥を促す構造にする必要がある

薪を自分でつくる人に必ず必要になる薪棚は、薪を乾燥させるという性質上、壁で密閉する必要はないので、比較的簡単につくることができます。製作するうえで、まず注意しなければならないのは、湿気を溜めないようにするため、高床式にすることです。もちろん雨避けの屋根も必要になりますが、風通しがよくすぐに乾く場所であれば、最低限の大きさでOKです。ちなみに、薪棚は建築物ではなく、法令などで定められた基準もないので、構造さえしっかりしていれば、自由につくることができるのです。

保存する薪の量とサイズを把握しよう

乾燥させるための構造が理解できたら、次は必要なサイズを考えてみましょう。例えば市販の薪棚キットの標準的なサイズは1m80cm(横幅)×1m80cm(高さ)×90cm(奥行き)となっています。これは、長さ1m80cmの原木を5等分した長さ36cmの丸太でつくったφ22.5cmの薪を束で入れることを前提としたサイズです。このサイズであれば、薪束を8束(横)×7束(縦)を2列で積み上げることが可能で、ひとつの薪棚で薪を100束以上保管できます。毎日14時間薪ストーブを使う場合の年間薪使用料は約300束と言われているので、この薪棚をベースに考えれば、3基つくれば1年分の薪を保管できるという計算になります。あくまでこれは概算ですが、目安として薪棚の容量を算出してみましょう。

薪棚づくりの注意点

薪棚づくりに決まりはありませんが、効率よく乾燥を促すためには、いくつかの注意しなけえばならないポイントがあります。まずコンクリートブロックなどで必ず土台を設置し、湿気を防ぐ構造にしましょう。次に壁面は、風通しをよくする必要があるので、壁などで補強せずに、柱のみでつくります。最後に雨や雪を防ぐための屋根は、波板などを利用し、雨や雪が流れやすいように傾斜をつけておくのを忘れないようにしましょう。材料に関しては木造でも鉄筋でもよいですが、単菅等の金属を使えば、頑丈なだけでなく木材をカットするなどの手間も省けます。

まとめ

薪を保管するための薪棚は、難しく考えずに、どうすれば効率的に乾燥させられるかということに注力しましょう。また、両面から出し入れできる構造にしておけば、より乾燥が進んだ状態の薪から使えるので便利です。良い薪に育てるという楽しみもまた、薪ストーブユーザーの醍醐味でもあるのです。

執筆者:重松大輔

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