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住宅業界の第三者に聞く、住宅会社の良し悪しを見極める方法

家づくりにおいて最も大きな課題の一つが工務店選び。プランも良く予算的に納得の場合であっても、蓋を開けてみたら手抜き工事発覚という話は今なお後を絶ちません。それでは、良い工務店と悪い工務店の差は何なのか。本日は建築・不動産会社の経営を経て、住宅会社専用の業務管理システムを開発・提供する株式会社ダンドリワークスの加賀爪代表にお話を伺いました。

建築会社側でも施主側でもない業界のサードパティー的な立ち位置から語られる「住宅会社の良し悪しを見極める方法」。これから家づくりを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ーーー本日のテーマは「住宅会社の良し悪しを見極める方法」ということですが、素人でも良し悪しを見分けることは可能なのでしょうか?

加賀爪氏)正確にとはいかないまでも素人の方でも見ておくポイントはありますね。ただ、どこの会社もそれなりの準備をしてお客様を迎えますし、住宅業界に「安かろう悪かろう」を謳う会社はありません。そのため、一度ショールームに見学に行って担当と話した程度で、確実に見抜くというのはなかなか難しいかもしれませんね。

ーーー素人が住宅会社を見極めるポイントについて教えていただけますか?

加賀爪氏)まずはその会社が「実直に施主の意見を受け止める会社」であるかどうかは見るべきポイントの一つですね。住宅業界のクレームは工事よりもコミュニケーションロスによるものが大半を占めています。

そのため、施主の声を聞いて真剣な家づくりを行っているところは、メールや電話だけでなくチャットアプリなど細かいコミュニケーションが取れる体制を整えていますね。施主との細かい連絡は住宅会社にとって手間になりますから、レスポンスの良さや内容の正確さも評価の基準にしたいところです。

ーーー最近はコミュニケーション方法も多様化していますから、LINEやFacebookメッセンジャーなどメールより簡単な連絡ツールもたくさんありますね

加賀爪氏)そうですね。あと、家づくりのトラブルは故意によるものではなくヒューマンエラーによって起きてしまうものもあります。そのため、住宅会社側は人的ミスをどれだけ減らせるかという課題をいつも抱えています。

しかし、この業界は古い考えを持った人も多くITに疎いため、必要性を感じていてもこれまでのやり方に固執してしまうところも少なくありません。そのため、管理システムやコミュニケーションツールを上手く使いこなしている会社は、ある意味「真面目に取り組んでいる会社」と判断できるかもしれませんね。

ーーーIT化が良し悪しを見極めるポイントということでしょうか?

加賀爪氏)それはあくまで目安ですね。昔ながらのフルアナログでも「俺たちは今までのやり方を貫いて家を作る、量産はできないから年9棟限定」というのも優良工務店の一つ。勝手知ったる仲の職人グループによる正確無比の家づくりは、他が真似できない素晴らしい仕事だと思います。

良くないのはミスを減らす努力を怠って「ある程度はしょうがない」と高を括ってしまっているところ。例えば、こういう会社に良く起こるのが人員管理の問題。一人の大工さんが3つの現場を並行しているにも関わらず、人員管理はホワイトボードとマグネットのみで行われていたりします。これではなかなか良い仕事はしにくいですよね。

ーーー自社のスタンスによって「やり方」を工夫している会社を選ぶべきということですね

加賀爪氏)そうですね。最近はうちのように業務管理システムを扱っている会社にお施主さんから「ダンドリワークを使っている会社を紹介してくれませんか?」という問い合わせが入ります。一般の人でも鋭い方はそういう住宅会社の事情まで推測して行動しているんだな、と感心しましたね。

ーーーほかに住宅会社を見極めるポイントはありますか?

加賀爪氏)「人」がウリになっているかというところですね。家づくりは結局のところ「何を建てるかよりも誰と建てるか」が大きなポイントです。性能や価格は企業の大小によって一長一短。そのため、最終的には「この人なら信頼できる」という人間性で決めるのが一番だと思います。また、「人」をウリにしている会社は後のトラブルを回避するために、物事をうやむやにせずハッキリと伝えます。

例えば、予算に関するシビアな話の場面でも「一生住むのにこれで大丈夫ですか?1000万の家は車で言う50万円の軽自動車ですよ?」くらい真摯に突っ込んでくるような営業マンも多いです。施主は1円でも安く建てたいと考えますが、家づくりのしわ寄せをかぶるのも施主。家は大きな買い物ですから、責任もって最後まで付き合ってくれる人から買いたいですよね。

ーーー大きな買い物だからこそ信頼感や営業マンとの相性は大切ですね

そうですね、たとえしっかりした会社でも人によって合う合わないは少なからずあると思います。私も友人に「どこの会社が良い?」とよく相談を受けて取引先を紹介しますが、相性もあるので「他にも聞いた方が良い」と必ずアドバイスしますね。

ーーーーーーー

以上、株式会社ダンドリワークス 加賀爪代表のインタビューをお送りしました。家づくりは「人」という話は良く耳にしますが、その会社の業務管理やコミュニケーション環境まではなかなか目が届きにくいところ。家づくりを検討する際は、その辺りも視野に入れながら話を進めていきたいところですね。

参考:株式会社ダンドリワークス
執筆:ライフスタイルズ編集部

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